情報システム部の河野です。 入社・開発2年目で、現在はRuby on Rails を使った開発を担当しています。
本日は2017年7月26日(水)に行われました、
ZDNet Japan × TechRepublic Japan & AWS Partner Network 5週間連続セミナーシリーズ データベース編 導入事例から考える–なぜ今、クラウドDBが注目されるのか? の内容について書きたいと思います。
今回このイベントにて、弊社の取り組みについて弊社の鈴木が基調講演をさせて頂きました! 「OracleからAuroraへの移行とオンプレミスとの連携」と題しまして、2016年に行った画像システムのOracle DBのオンプレミス環境からAWSへの移行を行った際の経緯や検討事項、本稼働後の課題についてご紹介しました。
ご存じの方も多いとは思いますが、弊社アットホームは不動産会社と物件を探す方をつなぐ不動産情報サービスを展開しています。 今では物件を探し検討する際、物件の画像がついているのは当たり前とも言える時代です。 弊社の各種サービスでも画像を利用したものは多くあり、その物件画像の配信サービスを支えているシステムは弊社のサービスを支える柱の一つとも言えます。
画像システムの移行と結果
さて、前述にもあります通り画像の需要が増えたことで、画像配信システムのリクエストは1億数千万件/日に上り、キャッシュを利用してもリクエストの件数は増加の傾向にありました。
それにより弊社のシステムには、運用・保守費用の増加や、24時間365日の稼働を行うための安定性確保の課題が浮上してきました。
具体的には
- Oracleが接続するSANのIO性能の限界
- ストレージの容量追加やDBサーバのメモリ追加の度に作業が発生(数ヶ月に一度のメンテナンス)
- ライセンスの上限
- データ増加に伴いSANの費用が増加(月額課金のサービスを利用)
などです。
そこで2016年7月より、Oracle DBからAmazon Auroraへの移行を行い新システムの運用を開始しました。 弊社がAuroraを採用した理由としては
- 高可用性
- 高耐久性
- 運用の手間が少ない
- MySQL5.6互換
- 拡張性
などがあります。
本稼働後の状況
パフォーマンス面では、参照性能はOracle RACとほぼ同等の性能を発揮。大量更新などの際に発生していた、性能劣化が改善しました。
可用性の面では、パラメータチューニングがほとんど不要で、容量追加作業が無くなり、費用面においては、旧システムでかかっていた費用と比較すると半額程度(推定)になりました。
以上のことから、旧システムに比べて随分と楽になった、やってよかった!という結果になりました。
アットホームでは新しい技術を積極的に取り入れるチャレンジをしています。
現在も弊社サービスのリプレイスにて、AWSに移行を伴うプロジェクトも始動中です。
(私もこのプロジェクトに開発メンバーとして参加しています!)
弊社では一緒に開発を行ってくれるエンジニアを募集しています。
興味がある方は下記からエントリお願いします。 ↓↓↓ athome-inc.jp